
同棲相手にこの家から出て行ってほしい。
どうすればよいのか。。。
同棲をしていてよくあるケースとして、彼氏が同棲している彼女に甘えてしまい、ヒモ化してしまうケースです。
自分の住んでいる部屋に彼氏が住みはじめたものの、彼女のほうが「もうこの人と暮らすのは嫌だ!」と思って追い出したくても、出て行ってくれない場合もあります。
同棲を解消したくても相手が出ていってくれない場合に、対処法はあるのでしょうか?
同棲解消をするにあたり、同棲相手を追い出す方法をご紹介し、あわせて同棲相手を追い出すときに注意しなければならない法律ポイントを解説いたします。
なお専門家に相談したい場合は相談サポートのような無料で相談できる窓口でまずは確認をしましょう。
同棲を解消して相手に出て行ってもらう方法
同棲をしていて同棲を解消したい場合、自分が出ていくよりも相手を追い出すほうがはるかに難しいといえます。
出ていく気のない相手を追い出すのは大変なのです。
実際にわたし自身の経験でも、「出て行ってほしい」と伝えても、「つきあっていなくてもただの同居人で住んでてもいいでしょ?」と相手が開きなおってしまったことがあります。
友人の経験でも、「出て行ってほしい!」と言っても出て行ってくれないので、我慢できずに、家賃の負担は友人がしているのに友人が出ていったケースがあります。
同棲相手に出て行ってほしいことを伝えても出て行ってくれない場合に、効果的に追い出すには、どうしたらよいのでしょうか?
新しい彼氏ができたと伝える
同棲していたとしても、新しい彼氏ができたと伝えれば、さすがに一緒にいるのはまずいと思い、出ていく可能性が高くなります。
わたしの友人でも、「新しい彼氏ができたけど、ただの同居人としてならここにいてもいいよ?」という態度をとったら、居座っていた元彼が出ていきましたよ!
本当に新しい彼氏がいる場合には問題なくその理由を使うことができますが、もし新しい彼氏がいない場合には、信頼できる友人に彼氏のふりをしてもらうのも1つの方法です。
自分が出ていく
自分が家賃の負担をしている場合でも、どうしてもガマンできない場合には、ひとまず自分が出ていきましょう。
暴力の危険がある場合には、積極的に自分が出ていくことをおすすめします。
自分が出ていくことで相手が冷静になる期間ができるので、引越しの準備をはじめてくれる可能性もありますよ!
出ていく際に準備しておくべきことは、下記をご参照ください。
家族が部屋にくると言う
自分は同棲を解消したいのに、出ていかずに居座っている彼氏がいる場合、彼氏は彼女の両親をはじめとした彼女の家族とは顔を合わせたくないと思っています。
両親や家族が部屋にくることを伝えれば、出て行ってくれる可能性は高くなるでしょう。
それでも出て行ってくれない場合には、実際に両親や家族にきてもらい、出ていってもらうように説得してもらうのも1つの方法です。
内縁関係にあると慰謝料が発生する可能性もある
同棲相手に出て行ってもらいたいと思ったとき、自分に新しい彼氏ができたなど自分が一方的に悪く、相手に非がない場合には注意が必要です。
同棲していても内縁関係にあると、慰謝料が発生してしまう可能性もあります。
同棲生活で慰謝料請求まで発展してしまうケースは少ないですが、結婚間近の同棲生活だと同棲を解消されたほうのダメージが大きいので、慰謝料発生トラブルになってしまうこともあります。
内縁関係の同棲生活とは?
結婚をしていなくても、内縁関係にある場合には法律的に結婚している場合と同じように、貞操義務が発生します。
つまり、結婚をしていなくても結婚を前提として同棲をし、お互いの親族を紹介しあう、お金や家事を分担していたといった事情がある場合には、内縁関係があったと判断されることがあります。
このように内縁関係にある場合には、裁判になってしまうと慰謝料が発生することもあるので注意が必要です。
ただし、同棲生活を送っていたとしても、一時的に共同生活を送っていたと判断できる場合には、内縁関係と判断されないケースも多いです。
慰謝料発生トラブルになってしまった場合には、まずは法律の専門家である弁護士に相談することをおすすめします。
相談サポートであれば、無料で専門家を探すことができます。
負担した家賃や生活費は返してもらえる?
同棲生活でパートナーがヒモ化してしまっている場合、彼女が家賃や生活費を負担していることが多いのですが、同棲を解消するときに、そのお金は返してもらえるのでしょうか?
同棲カップルのお金のトラブルについては、ケースごとに説明していきます。
家賃を支払った分は返してもらえる?
家賃の負担については、部屋を借りている名義人は誰なのか、連帯保証人になっているかどうかによって、誰に支払い義務があるのかが異なります。
自分名義で借りている部屋の場合
同棲をしている部屋を自分名義で借りている場合、自分が家賃を支払う必要があります。
家賃の負担を明確に2人の間で決めているのでなければ、彼氏に家賃の負担を求めることは難しいでしょう。
彼氏名義で借りている部屋の連帯保証人になっている場合
彼氏名義で部屋を借りていても、自分が連帯保証人になっている場合、彼氏が家賃を払わなければ、連帯保証人の自分が家賃を支払わなければなりません。
ただし、あくまで自分は連帯保証人で本来は彼氏に支払い義務のある家賃なので、自分が負担した家賃は彼氏に請求できるのが原則です。
彼氏名義で借りている部屋の家賃を自分が肩代わりした場合
彼氏名義の部屋の場合は、彼氏が家賃を支払う必要があります。
しかし、彼氏が家賃を払わず、彼氏にお金を貸してあげるつもりで、自分が家賃の支払いをした場合には、その家賃を彼氏に請求できるのが原則です。
水道光熱費などの生活費は彼氏に請求できる?
水道光熱費などの生活費や上記で説明した家賃について、自分が支払ったものの同棲生活で2人で生活していたのだから、半額を返してほしいと思う方も多いのではないでしょうか?
同棲生活では、通常は自分が負担した費用については、貸したものではなくあげたものと判断されることが多く、請求できるケースは少ないといえます。
自分が負担したお金は、「ヒモ化した彼氏に対する手切れ金だ!この程度のお金で縁が切れるならラッキー。」と思うことも必要ですよ。
ただし、2人の同棲費用の負担関係を取り交わした念書があり領収書等が保存してある場合には、同棲費用の一部を請求できる可能性もあります。
自分が負担したお金が高額で、どうしても彼氏に返してほしい場合には、法律の専門家である弁護士に相談することをおすすめします。
同棲相手を追い出したい:まとめ
彼氏がヒモ化しているケースなど同棲を解消したい場合には、出ていってほしいと思っていても相手が居座り続けることもあります。
その場合には、新しい彼氏ができたことを伝える、自分が出ていく、自分の両親にきてもらうといった方法で同棲を解消し、すっきりと新生活をスタートしましょう!
ただし、結婚を前提としているなど内縁関係にあるときには、場合によっては慰謝料発生のケースもあるので注意が必要です。
彼氏を追い出したいときに気になるのが、同棲していたときに自分が支払った費用を彼氏に請求できるかどうかですが、自分名義の家賃をはじめとした生活費を支払った分については、請求できないケースのほうが多くなっています。
結婚をしないで気軽に同棲生活をはじめる場合にも、生活の基盤を2人の部屋におくわけですから、2人の間で法律トラブルが発生する可能性もあります。
法律トラブル発生のリスクも念頭において、責任をもった同棲生活をするように心がけましょう。
お金に関わる相談については、誰に相談するかわからない場合はまず専門家を探す必要があります。
相談サポートのような無料で相談できる窓口でまずは確認をしましょう。