そろそろ一緒に暮らす?
付き合っている彼とと同棲の話が出たら、ワクワクしますよね。
まだ恋人同士には違いないけれど、確実にステップアップしているような、二人の関係性がグッと近くなるような。
でも、浮かれてばかりもいられません。同棲とは“恋人同士の共同生活”。
つまり、“夫婦ではない男女が一緒に生活している”という状態。
その大前提によってギクシャクしたり、上手くいかないカップルも多いのです。
夫婦ではないからこそ、
もっとしっかり決めごとを作っておけばよかった…
と後悔する人も多いよう。
後から後悔しないために、今回は同棲を始める前のカップルが、前もって決めておきたいことをご紹介します。
「収入に差があるけど、生活費はどう折半しよう?」
「家事の分担などルールを決めたい」
という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
いちばん大事?「お金」のこと
一緒に生活をする=生計を立てる、わけですから、いちばん大事といっても過言ではない、お金のこと。
シビアな問題ですから、できるだけお互いが損をしたくないところ。
でも、お金でモメたくない、と思う部分もありますよね。
そこでここでは、生活費の折半や貯金の仕方などについてお伝えします。
まずはお互いの収入を確認しよう
同じ会社で同じ業務量、同じ入社年数、といったカップルでもない限り、収入には当然差がありますよね。
彼の方が稼いでいるのに、負担額が同じなのは不公平!!
なんとなく成り行きでそれぞれが支払っていたら、
生活費がどれだけかかっているのかわからないなぁ・・・
といったことにならないよう、お互いが納得できるよう折半しなければなりません。
そのためには、まずはお互いが毎月いくらお給料を貰っているのか確認しましょう。
相手を信頼する気持ちはもちろん大事ですが、心配であればお互いの給与明細を確認するほうが確実かもしれませんね(笑)
お互いの収支のバランスを見て折半しよう
お互いの収入を確認したら、それぞれが月々の固定費にいくらかかっているのか照らし合わせます。
例えば、スマートフォンなどの通信費、車やエステのローン返済、奨学金の返済もあるかもしれませんね。
私よりも彼の方が固定費が高いから、
私は○○費を負担しようかな
車のローンは彼名義だけど私も使うから、
駐車場代は家賃に含んで折半しよう
どうしても彼女に家事を任せてしまうから、
僕は7割負担するよ
など、お互いが歩み寄ることで、それぞれの負担額が見えてくるはず。
私の方が固定費が高いから、
あなたは○割負担してね!
と押し付けるのではなく、あくまでもきちんと話し合うことが重要です。
二人共通の財布を作ろう
家賃や光熱費などの折半額を決めたら、次は二人で使う交際費の額を決めましょう。
財布を一つ用意して、そこに二人で決まった額を入れておきます。
そこから、日々の買い出しや外食費、レジャー費などを支払うというもの。
毎月の入金額は一定にすることで、
今月は減りが早すぎるから、
旅行は来月まで我慢しよう
今月はちょっと余裕があるから、
来週ディナーに行こうか
など、二人で使うお金のバランスを取ることが出来ます。
婚約前の同棲であれば、貯金はそれぞれで
「財布が同じなら、貯金も共同でしたい!」
と思う方もいるかもしれませんが、できれば婚約前の同棲であれば、貯金はそれぞれの名義でしておいた方が無難です。
同棲というのはあくまでもお付き合いしている状態。
よって場合によっては、訪れるかもしれない“別れ”に備えておく必要があります。
「絶対に別れない!」
と言い切ることができる人もいるかもしれませんが、あらゆる可能性を事前に予測しておくことは、自分も相手も損をしないためには必要です。
少なからず変わるお互いの「生活パターン」のこと
帰る家が同じになると、今までは自分で自由に決めることができていたことも、そうではなくなってしまいます。
お互いがそれぞれ自分ルールを持っていると、お互いが歩み寄ることが必要です。
絶対にモメる!家事の分担
同棲のお悩みで最も多いといっても過言ではない、家事の分担について。
女性の方が家事をする比率が高いカップルが多いようですが、
私も遅くまで働いているのに、
私ばっかり家事をしているなんて不公平だ!
と不満を持っている女性も多いのが現実。
例えば、
- 家事を曜日分担制にする
- 料理は彼女、片付け・食器洗いは彼、など家事の種類によって分担する
- 洗濯物をたたむのはそれぞれで行う
など、きちんとルールを決めておきましょう。
今まで実家暮らしで、家事をしたことがほとんどないという男性の場合、最初は大変かもしれません。
しかしこれを機にできるようにさせた方が、後からずっと楽になります。
「報・連・相」はマストな項目に
親しい仲にこそ大事な「報告・連絡・相談」。
相手が相談もなしに、二人のお金で家電を買っていた!
夕食の用意もあるので、
飲み会に行くなら行くって言ってほしい
などなど、大抵の揉め事の原因は報・連・相を怠ったことによるもの。
できれば不要な言い争いはしたくないものですよね。
お互いが穏やかに過ごすことができるように、
「言わなくても察してくれるはず」と相手に甘えすぎず、報・連・相は徹底しましょう。
休日はどう過ごす?それぞれの時間も大切に
同棲をする前は、予定がない休日はゴロゴロしたり、一人で気ままにショッピングに行ったりなど、自由に使えていた休日。
でも同棲をするとなると、朝目が覚めた瞬間から相手と一緒。
必然的に、一人の時間ってなかなか取りづらくなります。
「四六時中一緒がいい!」
と、お互いがベッタリ依存気味であれば、それでいいかもしれませんが、大抵はどちらかが息苦しく思ってしまうもの。
- 週末の二日間のち土曜日はデート、日曜日はそれぞれ家でのんびりする
- 月の休み○日間のうち、○日は自分のために使う
など、休日をどう使うかのルールも話し合っておきましょう。
同棲するからには考えたい「結婚」のこと
女性であれば、多くの人が意識する結婚のこと。
同棲を始めるとなると、なおさらですよね。
結婚の話が出ずに、気付いたら「5年も経っていた…」なんて、実はよくある話です。
同棲前に最低でも意思確認はしておきたい
あなたに結婚願望がある場合は、もちろん口頭でもいいので、
「結婚願望はあるのか」
「もしあるならいつ頃と思っているのか」
これくらいは、確認しておくのがベストです。
もしはぐらかされたり、ハッキリ答えてくれないとなると不安になりますが、現時点である程度の彼の本気度を量ることができます。
もちろん、あくまでも“現時点で”のものなので、あまり神経質にならないことも大切です。
結婚前提であれば、住む間取りも考えて
「ゆくゆくは結婚したい」とお互いの意志が確認できている場合は、できれば今の時点から間取りも考えておきたいところ。
「同棲を始めて、すぐに妊娠が発覚。でも部屋が狭くて、ベビーベッドの置き場に困る…」というパターンも考えられます。
なにせ引っ越しはお金がかかるので、無駄に引っ越しを繰り返すことは避けたいですよね。
とはいえ、結婚を機に再度引っ越しをするのも、同棲気分から切り替わるので、それはそれでおすすめです。
結婚や出産のタイミングなどよく話し合って、ベストな間取りを選ぶようにしてくださいね。
同棲はお互いの“見極め期間”であることも忘れずに
いくらお互いに結婚の意志はあっても、あくまでもお試し期間には変わりありません。
「もう結婚したようなもの!」
と気を抜いてしまって、彼に幻滅されてサヨナラ…ということも考えられます。
しかし、それはお互い様。
あなたにとっても、はたして本当に彼がパートナーでいいのか、見極める期間でもあるのです。
金銭感覚や衛生観念、結婚観はかけ離れていないか、なによりも、一緒にいて「楽しい」「落ち着く」と思えるかどうか。
同棲期間中はきちんと自分の心と向き合ってくださいね。
その結果、もし別れることになったとしても・・・
普通の恋人同士よりは面倒なことはあるけれど、離婚するよりはきっと、ずっとずっとマシなはず。
何事も初めが肝心。それは同棲も同じ
今回は、同棲をするにあたって決めておきたいルールについてご紹介しました。
同棲期間が長くなってくると、良くも悪くも二人のスタイルが確立されるもの。
「ルールを決めずになあなあにしてしまった…」と後から後悔しても、それを覆すのはなかなかむずかしいかもしれません。
もちろん実際に同棲をしてみないとわからないこともあります。
今回ご紹介した内容は多くの同棲カップルの揉め事の原因になっているのも事実。
同棲をしてから後悔しないよう、二人でよく話し合って、あらかじめできる準備をしておいてくださいね。