
彼女と同棲をしたいが
結婚しているわけではないため、契約書の書き方がわからない

彼氏との同棲を解消したいため、契約内容を確認・変更したい
始まりと終わり。いずれも普段は気にもしないことだからこそ、いざというときに困りがちです。
同棲という中途半端な関係だからこそ書かなくていいこと、最低限書かなければいけないことなど、わからないことが多いですよね。
そんな方々に今回は同棲の契約書について下記の順番でご紹介します。
- 同棲時の契約書マニュアル
- 契約する際のポイント
- 同棲の注意点
それでは内容に入っていきます。
同棲時の契約書マニュアル
同棲する際の契約書の書き方についてはルールがあります。
契約方法
まず契約者ですが、どちらが代表になるか迷いますよね。
契約方法は2パターンあります。
ひとつめが2人のうち、”収入が多いほう”が契約者になること。
もうひとつがどちらも契約者となる”連盟契約”です。
不動産側から連盟契約をお願いされることがあります。
これは、同棲解消した際に家賃滞納していた場合、家賃未納分の請求を契約者にしかできなくなるためです。
連帯保証人はどうする?
上記同様、契約者のみが連帯保証人を立てる場合と、契約者と同居人のどちらも連帯保証人が必要な場合があります。
親族や知り合いで保証人が立てられない人は、保証会社を利用しても大丈夫です。
料金を支払えば保証会社が保証人をしてくれるものになります。
契約変更する際
同棲解消したあと、契約者ではないほうがその家に残った場合です。
名義や連帯保証人は家を出て行ったほうだったときは、契約内容を変更する必要があります。
基本的には残る人の名義で改めて再申し込みをしましょう。
入居審査が通り、契約金の支払いが終わった時点で契約変更が完了になります。
案外、手間や余計なお金がかかりますよね。
ただ、大家さんによっては再契約で負担をかけさせず、簡単な手続きだけで終わりにしてくれることもあります。
契約変更する場合は事前に確認しておきましょう。
住民票について
どちらか1人が世帯主の場合、もう1人は同居人扱いになるので住民票を移した場合、周りの人にバレてしまうことがあります。
同じ市内だと相手の名前が訂正線で消されるだけなので注意しましょう。
2人とも収入があった場合は世帯主をそれぞれにすることができます。
住民票にも相手の名前が載るのことはありません。
契約する際のポイント
契約する際のポイントをまとめました。
同棲する際には下記のことを行うのが契約を円滑に進めるコツです。
結婚予定と大家さんに伝える
同棲を嫌がる大家さんもなかにはいます。
同棲だと別れてすぐに退去してしまうのではないか?と思うからです。
結婚をまだ考えてなかったとしても大家さんには「結婚予定」だと伝えておきましょう。
親の許可
同棲する上で親からの許可は必要ないものの、親に連帯保証人になってもらうことも多いのではないでしょうか。
結婚を前提にしているなどの理由がないと親への挨拶をしない人もいます。
しかし、将来のことを考えると面倒くさがらずにしておいたほうがよいでしょう。
家賃補助と住宅手当
家賃補助や住宅手当とは会社側が従業員に対して家賃の補助をする福利厚生のひとつ。
どちらも同じことを指します。
結婚していなくても手当ては出ますが、出るのは世帯主に対してのみです。
2人とも家賃補助や住宅手当が出るのであればそれぞれ世帯主になり、片方だけであれば出る人が世帯主になることをおすすめします。
同棲の注意点
同棲するときに気をつけなければならないことがあります。
あとで面倒なことにならないためにも下記のことチェックしましょう。
内緒で同棲は契約違反
なかでも多いのが半同棲から同棲に移るパターン。
契約をひとり暮らしでしているにも関わらず、半同棲になり、気づいたら同棲が始まっていたということもありますよね。
しかし、内緒で同棲するのは契約違反です。
最悪の場合、退去を命じられることも。
特に単身者用のマンションだと周りの住人が同棲している人たちを嫌がり、そこからバレてしまうのです。
大家さんも住人の公平さを保ちたいため、内緒で同棲に難色を示すこともあります
家賃滞納
同棲中の家賃滞納は同棲解消後にトラブルになることも。
問題は片方が残り、名義人が出て行った場合です。
残った人が家賃滞納していたとしたら、請求が来るのは出て行った名義人側になります。
同棲を解消する際は気をつけましょう。
同棲解消したら、できれば2人とも住んでた部屋を出ることをおすすめします。
同性の場合
男と男、女と女といった同性カップルの場合、物件探しは思っているよりも大変。
正直に打ち明けても、「不動産から偏見の目で見られるのではないか」など嫌な憶測をしてしまい、躊躇うこともありますよね。
ルームシェアと伝えればよいですが、カミングアウトできないジレンマも感じます。
SUUMO for LGBTはそんな悩みを抱えたカップル向けの不動産を紹介しています。
変に気を使うのであればこういったサイトを使ってみるのもひとつでしょう。
同棲するときの契約:まとめ
今回の内容を下記にまとめます。
- 契約者と連帯保証人は収入が多いほう1人か、両方のどちらか
- 結婚をまだ考えていなくても結婚前提と大家さんには伝える
- 家賃滞納でトラブルになるので同棲解消したら2人とも引っ越すのがよい
結婚の決意ができれいれば迷うことも少ないです。
しかし「結婚相手としてこの人は大丈夫か」という見極め期間として同棲を始めることもありますよね。
そんなときは最低限のことだけやって、もし同棲解消することになってもトラブルを回避できる道を作っておきましょう。