半同棲ってどういう意味?
半同棲の明確な意味や定義は知らない方が多いですよね。
一般的に「同棲」は、二人で一緒に生活をしている状態を指します。
一方「半同棲」は、一週間のうち数日~半分くらい相手の家に泊まることや週末だけ泊まることを指しています。
お泊りより親密で同棲よりも気楽な半同棲ですが、様々なメリットそしてデメリットも多くあるんです。
- 半同棲・同棲の違い
- 半同棲で話題にあがった芸能人
- 半同棲のメリット
- 半同棲のデメリット
- 半同棲生活がいつまでもうまくいく方法
お金のやり取りや適した期間設定等半同棲を上手く楽しむためのポイントをしっかり押さえれば幸せな半同棲生活を送ることが出来ますよ。
半同棲・同棲の違いは?
お泊り、半同棲、同棲の3つに大きく分かれます。
基本的に相手のお部屋に1泊するだけならお泊りです。
自分の私物を持ち込む必要が無い程度の状況と言えばわかりやすいでしょう。
そしてお泊りの回数が頻繁になってくると半同棲に近づいていきます。
半同棲の定義として下記の条件が挙げられます。
- 週に3回以上お泊まりする
- 一通りの私物が常備してある
- お互いの両親に許可は取ってない
この半同棲の条件を超えれば、本格的な同棲生活となるわけです。
「お泊り」から「半同棲」、そして本格的な「同棲」へとステップアップしていくことが一般的な流れになっています。
半同棲で話題にあがった芸能人
半同棲は、芸能人カップルにも多く見られます。
恋多き芸能人は、お互いの愛情を確かめるための手段として半同棲をしている場合も多々あります。
結構パパラッチされていますよね。半同棲で話題になった主な芸能人を3組紹介します。
吉高由里子さんとRADWIMPSの野田洋次郎さん
森に見送られ、吉高が店を後にしたのは深夜1時過ぎ。
そして彼女が向かった先は、自宅とは別の高級マンションだった。
彼女はタクシーを降りると、慣れた様子でオートロックの扉を開け、マンション内へと消えていった。
吉高がマンションに消えてから約4時間後の早朝5時半過ぎ、1台の車が帰ってきた。運転していたのは、野田だった。(2014.05.29)
参照:産経デジタルサービス
杏さんと東出昌大さん
交際が報じられていた女優の杏(28)と俳優の東出昌大(26)が半同棲状態であると、
17日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)、「女性自身」(光文社)、「FLASH」(同)の3誌が同時に報じている。(2014年6月17日)
参照:スポーツニッポン新聞社
嵐の二宮和也さんと女子アナの伊藤綾子さん
伊藤にとっては、仕事を続けるよりも二宮との関係を優先することが大切だった。
仕事を辞めたことで、彼と会いやすくなったのは間違いない。
ふたりの“愛の巣”となっている二宮の自宅マンションを訪れると、伊藤が頻繁に出入りしている様子がわかった
(2018年5月1日)
参照:主婦と生活社
このように半同棲を経て結婚したり破局してしまったり、そして現在進行中の芸能人カップルは多くいらっしゃいます。
イメージが大切な芸能人にとって、破局しても「離婚」と比べ世間に与える影響は最小限に抑えられる「半同棲」は、相手を見極める最適な手段です。
半同棲のメリット
半同棲のメリットは端的に言えば、「同棲と比べてハードルが低い」ことそして「効率が良い」という点が挙げられます。
具体的なメリットを7つ挙げてみましょう。
気が楽
いくら好きな相手でもいざ「同棲する」となると新しい住まいや準備そして両親への挨拶と気構えてしまう内容が盛りだくさんです。
その点半同棲であれば「とりあえず一緒に過ごしてみる」という楽な気持ちで相手と生活を共にすることが出来ます。
一緒にいられる時間が増える
その都度お泊りするという状況に比べれば、半同棲は一緒にいられる時間は大幅に増えます。
「彼ともっと一緒にいたい!」という方にとって、デート後も一緒に同じ家に帰れるのは一番のメリットです。
またデートの時の姿だけでなく、相手が家で過ごす様子も見られることも新鮮で良いでしょう。
デート代も削減できる
半同棲であればデート代の削減も可能です。
例えば自炊して一緒に作ればデート代削減に繋がり料理する過程も一緒に楽しめます。
また外出デートだけでなく、家で一緒にDVDを観る等の家で楽しめるデートを増やせば無理なくデート代を削減できるでしょう。
DVD鑑賞や家でお酒を飲む等の家でのデートは夜更かししたとしてもそのまま眠れるため安心です。
このように半同棲は、デート代を無理に切り詰めるのではなくまったりとお金をかけないデートが楽しむことが可能になります。
ポイントアップのチャンス
半同棲は女子力をアピールし、相手からのポイントを上げるチャンスとも言えるでしょう。
お部屋の掃除や洗濯そして料理等、デートだけでは見せられない家庭的な魅力を存分にアピールできれば惚れ直される可能性は大です。
一緒も別々も強制じゃない
半同棲はしっかり同棲しているわけではないので、一緒も別々も強制にならないところも魅力の一つです。
例えば、1人になりたいときは家に帰れば自分1人の時間を確保することが出来ます。
一緒にいることも別々に過ごすこともその時の気分によって自由に選択することできるため、生活に関するストレスはあまり溜まりません。
親の許可を取らなくていい
「同棲する」となると親に許しを得た上でするという考えの方もいますが、半同棲はお泊りの延長線上という気楽なイメージがあります。
親に紹介する等のきっちりとした対応はまだ早いけれど、気楽に恋人気分を味わいたい方にとって半同棲は好都合な生活スタイルと言えるでしょう。
別れた時にも気楽
同棲して別れてしまうと、引っ越しや生活費の精算等煩わしい「後始末」が多々あります。
半同棲であれば自分の家がありますから引っ越し先の心配はありません。
その他の後処理も簡単で、自分の私物を持ち出せば別れた時の後始末は完了してしまいます。
「嫌になったら楽に別れられる」ということは半同棲の最大のメリットと言えるでしょう。
半同棲のデメリット
メリットが多い半同棲ですが、もちろんデメリットもあります。
半同棲のデメリットをいかに解消していくかが半同棲を楽しむポイントになるでしょう。
生活費
生活費等のお金の負担に関することを明確にしておくことは、楽しい半同棲生活を送るためには大切なことです。
半同棲生活は単純に2人暮らしですから水道光熱費や食費等の生活費の支出は2人分かかります。
どちらかの負担割合が多くなってしまえば、日々の生活の不満につながりかねません。
事前に生活費の負担について二人でしっかりと話し合いお互いが納得した上で半同棲をはじめましょう。
家政婦化
半同棲をはじめると、掃除洗濯料理といった家事は一般的に彼女の負担が多くなりがちです。
どちらか一方に家事の負担が多くなり過ぎると、それがストレスの原因になる場合があります。
お互いが好きではじめた半同棲でも、一方が「家政婦化」してしまってはお互いが半同棲を楽しめません。
半同棲という気楽な生活スタイルだとしても、家事の役割分担は事前にきっちり決めておきましょう。
家族にバレると面倒
恋人関係の延長線上にある半同棲は、お互いの親への挨拶をせずに気楽にはじめる方がほとんどです。
そのため半同棲という関係が親にバレてしまうと面倒なことになります。
親は事前の挨拶も無い相手に対してけじめが無くだらしない印象を持たれてしまうからです。
将来結婚を考えている相手であれば、きちんと親への挨拶は済ませておく方が良いでしょう。
ドキドキを忘れがちになる
半同棲で好きな人と一緒にいる時間が長くなることは幸せなことです。
しかし「ドキドキ」を忘れがちになることには注意が必要です。
一緒にいることが「当たり前」になってくると、「ドキドキ」感が薄れ恋人が家族のようになることがあります。
すると半同棲相手の他に「ドキドキ」を求め浮気をしてしまう可能性が高まるでしょう。
自分が「ドキドキ」すること、そして相手に「ドキドキ」させることを意識しながら生活することが大切です。
次のステップにブレーキをかける
半同棲は気楽で居心地が良いため、同棲や結婚といった次のステップにブレーキがかかる場合があります。
いくら居心地が良いからと言って中途半端な関係を続けることは将来のためになりません。
「何となく」の半同棲ではなく、「将来を見据えた」半同棲を考えることが大切です。
半同棲生活がうまくいく方法
最後に幸せな半同棲生活を送るための6つの方法をご紹介していきましょう。
先述したデメリットをうまく解消できるかどうかという点がポイントです。
始める前にしっかりルールを作る
お金に関することや家事の分担について、お互いに納得できるルールを決めておくと半同棲生活は上手くいきます。
まずお金に関しては、家賃・光熱水費・食費等の生活に係る毎月の支出の負担割合を決めておきましょう。
お互いの給与に応じて負担割合を決定したり、項目によって負担者を決める等決め方はカップルによって様々です。
大切なことは決め方ではなくお互いが「納得すること」ですから、納得できるまでとことん話し合いましょう。
相手のものを私物化しない
半同棲の場合、相手の持ち物を勝手に使ったり私物化することはマナー違反です。
半同棲はあくまで半同棲であり、完全に一緒に暮らしている同棲とは異なります。
相手のこだわりや大切にしている度合いがわからない相手のものを勝手に使うことは止めましょう。
持ち込む私物も最小限にしておく
私物を持ち込む場合、最小限にとどめておくことがベストです。
理由は2つあります。
1つ目は自分の大量の私物で相手の部屋を占領し相手が住みにくい環境にしないため。
そして2つ目は仮に別れた時の後始末をできるだけ楽にするため。
気楽な半同棲生活をするためには、同棲のような沢山の荷物の持ち込みは不要です。
親しき中にも礼儀あり
いくら好き同士のカップルでも礼儀をつくすことを怠ってはいけません。
例えば家事をしてもらった時に「ありがとう」と感謝の気持ちを言葉にして伝えることは大切なことです。
当たり前と思わずにどんな些細な気遣いも逃さずに温かい言葉をかければ、相手は幸せな気分になります。
相手に礼儀を払うという基本的なことは、幸せな半同棲生活を送るには欠かすことはできません。
2人で生活する意識を持つ
いくら半同棲だからと言って「個人」を主張し、自分勝手な行動を取ってはいけません。
例えば半同棲中の彼女を部屋に置いて友人と飲みに行ってしまったら、彼女に寂しい思いをさせてしまいます。
2人で生活するという意識を持ち、相手を気遣った行動を心掛けましょう。
期限を決める
半同棲は気楽で居心地が良いためダラダラ続けるのはNG。
将来を見据えしっかりと期限を決めて半同棲をはじめましょう。
例えば「半年間だけ半同棲を続けて、問題なければ本格的に同棲する」等といったやり方です。
期限を区切れば、より計画的にそして充実した半同棲生活を送ろうという気持ちになります。
「半同棲とは何か」を理解し楽しむ方法:まとめ
今回ご紹介した内容をまとめてみます。
- 半同棲の一般的な定義は「週3回以上滞在」「部屋への私物常備」そして「親の許可なし」の3点
- 半同棲のメリットは気楽で効率的であること
- 半同棲のデメリットはお金や生活に気楽さゆえのルーズさがでること
- 上手く半同棲生活を送るためにはルールを事前にしっかり決めること
半同棲が持つ「気楽さ」は、メリットにもデメリットにもなり得ます。
半同棲とは何かをしっかりと理解した上で、メリットに富んだ自分たちだけの半同棲スタイルを作ってみましょう。