同棲の部屋探しをしているんだけど、同棲とルームシェアって一緒じゃないの?
一緒に住むという似通った住居スタイルの同棲とルームシェアについて理解していない方は多いです。
確かにお部屋探しで物件紹介を見ていると「ルームシェア可」や「二人入居可」等の表記にどこがどう違うのか戸惑うことってありますよね。
そこで今回は同棲とルームシェアの違いについて紹介していきます。
せっかく良い賃貸物件を探せたとしても、希望する契約形態と異なり契約できないのであれば物件探しの労力が水の泡になってしまいます。
スムーズに希望する物件を探すためにはまず同棲とルームシェアの違いを理解することが大切です。
契約形態が違う
同棲とルームシェアの似ているようで違う点として挙げられる一つ目は、契約形態が違うということです。
同棲の場合、カップルのうちどちらか一人が代表になり契約を行うことが可能です。
恋人同士や結婚前の夫婦の同棲は、収入や支出等のいわゆるお財布の管理が一体的になされることが多いことから同棲カップルのどちらか片方のみ契約する形でも大丈夫なのです。
一方でルームシェアの場合、金銭管理は住人個々で行うため、ルームシェアを行う方全員がそれぞれ賃貸契約を行う形になることが一般的です。
また結婚していないカップルについてはそれぞれが賃貸契約を行わなければならない等、大家さんが持つ「同棲の定義」によって賃貸契約の契約形態が異なる場合もあります。
入居期間の考え方が違う
同棲とルームシェアの似ているようで違う点として挙げられる2つ目は、入居期間の考え方が異なるということです。
同棲はカップルが別れない限り長く住むことになります。
一方でルームシェアはルームシェアをする方のライフスタイルの変化等もあり、長く住めるという保証がありません。
同棲は結婚を視野に入れたカップルが長期で暮らすことを前提に行うもので、ルームシェアは気の合う友人同士がお互いの生活のために一時的に行うものという考え方が一般的です。
ケンカ等のトラブルで賃貸契約を解消するという事例は、カップルの同棲よりも友人同士のルームシェアに多く起こり得る傾向にあるのです。
ルームシェアは物件探しが難しい
同棲とルームシェアの物件探しの難しさについて比較すると、ルームシェアできる物件を探す方が断然難しいと言えます。
その理由はルームシェアという住居スタイルは比較的新しいため、ルームシェアという考え方の概念が無い大家さんや不動産会社が多く存在するからです。
「ルームシェアする部屋を探している」と言った時点で案内を断られる場合もあります。
同棲の信用力を上げるには?
結婚を考えていないカップルが同棲しすぐに別れ賃貸契約を解消するケースもあります。
同棲もルームシェア同様に「信用できない」と考えている不動産会社も少なくありません。
大家さんや不動産会社にとって信頼できる入居者とは、長期の賃貸契約が期待でき支払い能力のある方を指します。
同棲の部屋を探している方であってもルームシェアと同等に扱われないようにする。
そのためには、結婚前提の同棲であることや支払い能力の証明等の信頼できる根拠が必要になります。
同棲とルームシェアの違いを理解して賢く部屋を探す方法:まとめ
今回ご紹介した内容をまとめてみます。
- 同棲は代表者一人が賃貸契約を行いルームシェアは入居者ごとに賃貸契約を行う場合が多い
- 一般的な考え方は「同棲は長期」で「ルームシェアは一時的で短期」
- ルームシェアは大家さんや不動産会社によっては受け入れられない場合がある
- 同棲の場合は信用を得られればスムーズに物件探しを進められる。
契約形態や入居期間そしてお部屋探しの難しさについてご説明してきました。
一口に「同棲」と言っても、結婚を前提にした同棲だったり、どちらかというとルームシェアに近かったりと同棲の形態はカップルによって様々です。
しかし大家さんや不動産会社に「受けが良い」入居者の条件は、長期入居することや家賃の支払い能力があることに尽きます。
以下リンク先もよかったら参考にしてみてください。
お部屋探しの際に大家さんや不動産会社から信頼を得ることができれば、優良な物件を紹介されたり賃貸契約を円滑に進められる等のメリットがあります。
致命的な嘘にならない程度に、大家さんや不動産会社から信頼を得られるような言動を心掛けてみましょう。