せっかく同棲したのに別れがきてしまうカップルは今この瞬間にも存在しています。
同棲していた彼と別れたら、悲しみに暮れる暇もなく引っ越しを考える必要がありますよね。
入居したときはあんなに期待をしてワクワクしていたのに、出て行く引越しは、とてつもなく重苦しい。
それが同棲後に別れる際の引越しです。
- 同棲を辞めて別れを決意して引っ越す理由
- 同棲から別れる場合のよくある疑問×3つ
- 別れてから引っ越しするまでの手順
今日はそんなお別れの際の引越しで気をつけたいポイントを整理してお伝えします。
同棲を辞めて別れを決意して引っ越す理由
同棲を辞めて別れを決意し引っ越す理由について考えてみましょう。
まず男性側の理由として挙げられる主な点は下記の7つです。
- 他に好きな人ができた
- 自分の時間が欲しい
- 飽きた、冷めた
- 同棲で嫌な部分が見えた
- 相手が浮気をしていた
- 結婚を迫られた
- 愛が重い
自分本位の理由や相手が原因の理由等別れを決意する理由は様々のようですね。
次に女性側の理由として挙げられる主な点は下記の3つです。
- 相手への不満に対する我慢の限界
- ただ構ってほしい
- 自分の気持ちを整理したい
別れを決意する致命的な理由が多い男性と比べて、女性は曖昧な気持ちでも別れを決めてしまうこともあるようです。
彼女から別れを切り出されても、理由によっては寄りを戻すチャンスはありそうですね。
未練がある男性の方は、自分の想いを相手に伝えよりを戻す可能性があるかどうかを確認しましょう。
可能性がゼロであることが確認できれば、清々しい気持ちになり引っ越し作業もはかどるはずです。
同棲から別れる場合のよくある疑問
同棲から別れる場合、様々な問題に直面することがあります。
よくある疑問とその対処法をしっかりと把握しておくことによって引っ越しはスムーズに進みます。
主な問題を3つ紹介しますので、対処法をしっかり考えていきましょう。
同居人の彼女が名義変更をして住み続けることができるか?
賃貸物件の契約者が彼だった場合、同居人の彼女が名義変更をして既存の賃貸物件に住み続けることは可能です。
しかし気を付けなければならないポイントが2つあります。
まず賃貸契約時に保証人を設定しておりかつ彼側の保証人である場合、新たな保証人を探すか賃貸保証会社への加入が必要です。
また2人の年収で賃貸契約の審査を通過していた場合、再審査になる可能性もあります。
彼名義のまま同居人の彼女が住み続けることは出来るか?
一般的な賃貸契約書には、「名義人以外が住む場合は必ず報告する」旨の項目が盛り込まれています。
したがって名義人不在で住み続けることは「契約義務違反」にあたるため、住み続けることはできません。
家賃はしっかり支払っていたとしても、契約義務違反というリスクを負って住み続けるのは気が引けますよね。
名義変更等しっかりと住み続けるための正式な手続きをすることをおすすめします。
同棲解消した場合は引っ越すのがベスト?
同棲生活を送る物件は、1人で暮らす物件よりも広く家賃も当然高い部屋を選ぶことが一般的です。
家賃や生活費を出し合って同棲生活を行っていた場合、同棲解消すればもちろんそれが全部自分に降りかかります。
同棲するための広いお部屋の家賃を1人で負担することが困難であるという理由で出ざるを得ない状況になるケースが多いのです。
このような金銭的理由そして過去を清算するためにも同棲を解消した場合は、引っ越すのがベストと言えるでしょう。
同棲から別れへ。引っ越しするまでの手順
同棲を解消したら過去を引きずらず次に進むため、引っ越しはできるだけスムーズに行いたいですよね。
そこで別れた後に引っ越しするまでの手順をしっかりと把握しておきましょう。
貯金や仕事の準備をしておく
「先立つものは金」とはよく言ったもので、同棲を解消して引っ越しをするにももちろんお金が必要!
相手の収入を充てにした生活を送っていた方は、自立できる環境を確保することが大切です。
引っ越しのための貯金そして同棲解消後自立できるだけの収入が得られる仕事をしっかりと確保しておきましょう。
共有資産の解除
保険や貯蓄等の共有資産がある場合は、別れる前にしっかりと解除して折半しておきましょう。
保険や定期預金等は途中解約するとマイナスになってしまう場合が多いのですがそれは仕方ありません。
これ以上の損失にならないよう共有資産は速やかに解約手続きを行い清算することが大切です。
引っ越し先の賃貸物件契約
賃貸物件に「仮押さえ」という考え方は無いため、引っ越し先の賃貸物件の契約時期には注意が必要です。
あまり早くに契約してしまうと家賃の支払い義務が発生してしまいます。
だからと言って同棲解消後賃貸物件契約が決まっていなければ路頭に迷ってしまいますよね。
引っ越しをする1か月前から入居申し込みや契約手続きを行えるタイミングがベストです。
引っ越し予定日から逆算し、住みたいエリアや素敵な物件をチェックしておきましょう。
住んでいる賃貸物件の解約手続き
スムーズに退去できるように、現在住んでいる賃貸物件の解約手続きの手順もしっかりとチェックしておきましょう。
一般的な解約手続きの流れは下記のとおりです。
- 大家さんに解約の意思と退去日を伝える
- 電気ガス水道のライフライン関連の解約手続き
- 退去当日の立会いと鍵の返却
- 原状回復費の確認
- 敷金返還
荷物の整理と共有財産の分配(家具家電、犬や猫などのペット)
同棲で使用していた家具家電や一緒に飼っていたペット等は、どちらが引き取るかを別れる前に明確にさせておきましょう。
犬や猫などのペットも残念ながら法律上は「物」扱いですから、話し合いで所有者を決めていくしかありません。
話し合いで解決しない場合は、家庭裁判所の調停や裁判で決められることになるでしょう。
捨てにくいものを捨てるポイント
捨てにくいものを捨てるためには、「売る・あげる・捨てる」という3つの手段を上手に使うことがポイントです。
まず「売る」には、ネットでフリマサイトやオークションサイトを活用すれば買い手を見つけることが出来ます。
それでも売ることが難しいもの等は、リサイクル業者に依頼することもおすすめです。
次に「あげる」についてですが、「ジモティー」等不用品をあげるサイトで呼びかけることで貰い手が見つかります。
最後に「捨てる」ですが、業者に依頼すると手数料がかかるためできるだけ自分で処分することがおすすめです。
捨てることが苦手な方でも、少しでも新しい生活のお金を作るために物は効率良く処分していきましょう。
公共料金の解約手続きや郵便物の送付先変更
電気・ガス・水道等の公共料金の解約手続きは漏れなくそしてタイミング良く解約手続きを行いましょう。
電気・ガス・水道の使用停止の申し込みは引っ越しの1週間前が目安となります。
手続きは電話やインターネットでの申し込みが可能です。
また、郵便物の送付先変更については、最寄りの郵便局に転居届を出すことで手続きは完了します。
忙しい方でもインターネットでの申し込みも可能ですから忘れずに手続きしておきましょう。
退去費用の折半・敷金の折半の取り決め
賃貸物件を退去する際、原状回復費といった退去費用や敷金の返戻が想定されます。
どちらが貰うかあるいは支払うかで金銭トラブルになるケースは多いです。
生活費を出し合って同棲生活を送っていたのであれば「費用や返戻金は折半する」と決めておけば良いですね。
同棲から別れる際の引っ越しをスムーズに行う方法:まとめ
今回ご紹介した内容をまとめてみます。
- 同棲をやめて別れを決意して引っ越す理由は男女様々
- 同棲から別れる場合のよくある疑問は「住居問題」
- 引っ越しは手順を確認し金銭的な問題は2人で事前に話し合っておけばスムーズに進む
同棲を解消し別れるための引っ越しは辛く、気乗りしないことからなかなかスムーズに進まないことがあります。
しかし過去の同棲を清算し、新たなスタートを切るためにも注意点を考慮しながら早急に引っ越しの準備をはじめましょう。